友のブログをそのまま転載

先日、友人のブログに詩が載っていましたが、この言葉の数々、どっかで読んだことのある懐かしい内容だなあと思い何度も読み返していましたら、記憶の片隅からおぼろげに、いつか感動しながら読んだことのあった「人生の秋に 」という本の一文であったことがわかりました。

 

友のブログの一ページをそのまま、転載させてもらうことにしました。(了解済みです)

書かれてある詩は、上智大学学長も務めたヘルマン・ホイヴェルス神父(1890-1977)が、ドイツに帰国後、南ドイツの友人から贈られた詩で、『人生の秋に』、(春秋社、1969年。)の307ページから310ページの「年をとるすべ」という随筆の中で紹介されています。

 

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最上のわざ
この世の最上のわざは何?


楽しい心で年をとり、
働きたいけれども休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し、
従順に、平静に、おのれの

十字架をになう--。


若者が元気いっぱいで神

の道をあゆむのを見ても、

ねたまず、人のために働

くよりも、けんきょに人の

世話になり、弱って、もは

や人のために役だたず

とも、親切で柔和である

こと--。


老いの重荷は神の賜物。
古びた心に、これで最後

のみがきをかける。

まことのふるさとへ行く

ために--。


おのれをこの世につなぐ

くさりを少しずつはずし

ていくのは、真にえらい

仕事--。


こうして何もできなくな

れば、それをけんそん

に承諾するのだ。
神は最後にいちばん

よい仕事を残してくだ

さる。それは祈りだ--。


手は何もできない。

けれども最後まで

合掌できる。
愛するすべての人の

うえに、神の恵みを求

めるために--。


すべてをなし終えたら、

臨終の床に神の声を

きくだろう。
「来よ、わが友よ、われ

なんじを見捨てじ」と--。

 



「最上のわざ」を75年目

第二次世界大戦

連合軍に敗けて終戦

の日になった
8月15日にUP。
私も何も出来なくなって

「未だ、生きてるんだが」

って囁かれていても
「祈り」、、最後に一番

の仕事をして神の御元

に逝きたい、、。(友人Iさんのブログをそのまま掲載)