はじめての生活クラブでの料理実習
昨日、生活クラブの料理教室に誘われて、出かけてきました。300円の会費で、
大変有意義な話と、レシピだけ渡されて、勝手にそれぞれのグループでつくる
4種類のもてなし料理。この進行には驚きました。
塩をもんだだけのローストチキンが、素晴らしくおいしくて、感動モノでした。
クリスマスか正月に絶対に家族につくって食べさせたいと思いました。
講習会の流れとしては、最初にチキンのことについての学習時間があったの
ですが、これは生活クラブという団体に接するのが初めての私には、とても
勉強になりました。
さて、そのあとすぐ調理実習に入ったのですが、レシピを渡されただけで、
作り方の説明もないし、印刷物がカラーではなかったので、完成品の姿も
なにもぴんと来ないまま、せかされながら、指示してくれる人もない中で
スタート。30人くらいの参加者がいました。
この企画に紹介してくれた友達二人以外は、みな初対面の方々だったので、
スタッフがだれなのか誰がメンバーなのか、さっぱりわかりません。グループ
にいたスタッフに、調理のことを質問しても、全く質問に対しての的を得た答
をしてくれません。
レシピの読み合わせもなく始まっているので、「きゅうり切って」とだれかに
いわれても、何の料理のためにキュウリを、何等分にして、太めの千切り
にすればいいのか、イメージがわかず、ピンときません。疑問なことを、
誰に聞いても、言葉が通じないのかと思うほど明確な答えが返ってきません。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
自分で勝手にやるしかないな。 一つの料理は、牛肉と玉ねぎときゅうりを
使った巻きずしと書いていたので、肉を使った巻きずしなら、まあこんなもん
でしょうと、材料を切り、「巻きす」がおいてあったので、
海苔→酢飯→肉→玉ねぎ→キュウリ の 順においてくるくるっと
巻いたら、グループの一人の方が、大変大変と言わないばかりに大きな声で、
「具の並べ方の 順序がちがう、ちゃんとかいてあるよ。
肉、玉ねぎ、キュウリだよ」と言います。
ん??ということは、海苔→肉→酢飯→玉ねぎ→きゅうり?ってこと?
と確かめるもはっきりしません。誰に聞いても不確か。
「海苔巻きなのに、海苔の上にいきなり肉?、その次にご飯?どう考えても
おかしいね。それはありえないありえない。でも、どうしてもそれでやってみたい
という人いますか?」というと、彼女がはーいって手を挙げたので、私は4本分
だけ普通に巻いてから、「じゃあ、あとは、お任せね。好きなように巻いてね。」
とバトンタッチすると、彼女は嬉しそうに、
海苔の上に、肉、その上にご飯、玉ねぎ キュウリを置いて
巻いて奮闘していました。
あとで海苔巻きをカットして、お皿に載せたときの色合いの違いは、歴然
としていました。
「どうですか」と彼女に話しかけると、「やっぱり、切ってみたら、海苔の上
に肉では、色合いが全然おかしいね。野菜まきにしか見えない」と。苦笑
いしていました。ほかにも面白いことがあれこれあり、思い出すと笑いが
こみ上げてきます。
別にどうでもいいはなしなのでしたが、生活クラブでの食に関する大切
な話も、もてなし料理もよかったのですが、なんて言っても一番面白い
のは、人そのものだなあ、人が一番面白いなあ。
一人で思い出し笑いをしています。